就職面接が受からない君へ。就職/転職面接なんてただのガチャ
僕は面接が苦手です
大嫌いといってもいいです
元々、人見知りな性格があるのでただでさえ初対面の人と話すのは緊張するのに、
その上自己アピールをしなくちゃいけないなんて僕にとっては苦痛以外の何物でもありませんでした
「企業の求める"優秀な人材"ってなに?」
「会社の人事は1時間程度の面接で本当の人間性なんて見抜けやしない」
「お調子者か立ち振る舞いの上手い奴が単に内定をいっぱいもらえるだけでしょ」
そんな風にいつも思ってました
僕は大学時代、就職活動に苦労しました
一番最初に受けた企業面接は、忘れもしない大手通信会社
僕ともう一人の大学生と企業の面接官3人でのグループ面接でした
一応、事前に練習はしていたものの、いざ面接官の口から、
「では自己紹介と自己PRをお願いします」
と言われた瞬間に、ガチガチに緊張したのを覚えています
まじで歯がガタガタ言うくらいですw
体全体に力が入って口がうまく回りませんでした
一方、もう一人の大学生はすでに内定をいくつかとっていたようで、
とても流暢に自己PRを話していました
うん、うん、と真剣に面接官の方も聞き入ってました
「こいつ、できるな・・・」
と面接官の心の声が漏れ聞こえて来るようでした
それに比べて一人で勝手に緊張して震えてただけの自分をとても情けなく思ったのを覚えています
今から10年以上前の話です
その後も、小売や不動産の投資販売、金融など節操なくいろいろな会社を受けましたが、
結局どれも受かりませんでした
その時、自分は社会から必要とされていないのだと強く感じました
受けた会社は数える程でしたが、その全てからお断りをされるとさすがに傷つきました
どの会社にも内定をもらうことができず、ろくに就職先も見つけることができない自分が本当に情けなくて哀れでした
そのころは自分に自信もなかったので、その辺の自信のなさも面接が苦手だった要因なのかもしれません
どの会社からも受け入れてもらえない自分はこの先どうやって食べていこうか
いっそのこと起業して自分で稼ぐしかない、そんなことも考えていました
そんな矢先、ソフトウェアの受託開発をしてる会社からやっと初めての内定をもらいました
後でわかったことですが、その会社は2chのブラック企業ランキングで上位を占めるほどの壮絶なブラック企業でした
いわゆるITブラック四天王の一つです
ソフトウェアの受託開発会社なんて言ったら響きは良いかもしれませんが、言ってみればただのITエンジニアに特化した人売り企業です
ただ、たとえ壮絶なブラック企業だったとしても、僕にとってはたった一つもらえた内定であることに違いはありませんでした
はっきり言いますが就職/転職面接なんてただのガチャ、運ゲーです
・その時の会社が必要としてるポジションに合致してるか
・その会社の文化に合いそうな人か
・面接官とウマが合うか
そんな運とも言えるようなガチャゲーなので、たとえ不採用だったとしても落ち込む必要はありません
面接なんてちょっと会社見学くらいのつもりで行くぐらいでもいいんじゃないでしょうか
ただ、本当に会社見学くらい気楽に行くとなかなか受からないのも事実です
僕は今の会社に拾われる前は、社員数20人くらいのベンチャー企業とかも面接に行ってましたが、
鼻で笑われるくらいに軽くあしらわれて不採用にされてました
そんな僕が今や2万人はいるかという様な大企業で働いているのだからわからないものです
なぜそんな小さなベンチャー企業にさえお断りをもらうような僕が、
大企業で働いているのか?
はっきり言って、運です
たまたまその時の会社の必要としてるポジションと人物像に合致していただけなんだと思います
運が悪ければ、今でもプー太郎をやってる可能性だってにあります
ただ、自己分析は結構重要なことに最近気がつきました
自己分析なんていうと難しそうに聞こえますが、やり方は簡単です
自分の経歴や好きなことを書き出してみるんです
自分史を作ると言ってもいいと思います
人間誰しも、好きなことがあるはずです
紙やメモ帳にそう言ったことや好きなことに対してやってきたことなどを書き出していくと、
面白いもんで他人を説得させる材料が見つかったりします
そういう材料からさらに努力したことに数字をつけられると、効果が抜群です
例えばこんな感じです
ゲームが好きで大学3年生の時に買ったゲームを1年間やりました。
1日8時間はやってたので、単純計算で年間あたり2500時間はやっていた計算になります。
こうやって自分を見つめなおす自己分析をしてみると、
8時間、2500時間などの数字が出てきます
単純に面接官に向かって「ゲームが好きです」
というよりも、
「ゲームが好きで◯◯というタイトルを2500時間ゲームしました」
という方が好きそうな度合いの伝わり方がぜんぜん違います
お金や時間を使って・かけてやったこと、その数字には他人を納得させるだけの力があります
「〜〜に300時間かけて取り組みました」
「〜〜に12万円使いました」
などがその典型的な例です
例えば「10時間勉強しなさい」
と言われたらものすごい苦痛ですが、
好きなことだったら100時間でもやれますよね?
その100時間やれることって、あなたにとっては普通でも他人から見たらすごいことなんです
あなたにとって好きなことが他人も好きとは限らないからです
だからあなたが100時間かけて没頭できる好きなことは、他人にとってはすごいことなんです
これを自分という泉の中から取り出す作業、それが自己分析なんです
上記はあくまで例ですが、こんな感じで自分がやってきたことを素直に書き出してみると、意外と就職に便利な材料が隠れているものです
僕が思うに世の中には平凡な人間なんていません
人はみんなそれぞれのエピソードを持っています
このことにもっと早く気づいていればよかったと今では後悔しています
だって僕は大学生の時、
「自分には他人にPRできる様なすごい経歴も成果もない」
と思い込んでいたからです
特になんの活動をしていたわけでもなく、冬にはコタツに入ってみかんを食べてアニメを見る様な平凡な学生生活だったからです
ただ、今になって振り返ってみると、かなり良い材料を持っていたということに気がつきました
ただただ自分がそのことに気づかなかっただけだったんです
自己分析が足りなかったというか、やり方がわかってませんでした
だからこそ、この記事を読んでくれた就職活動中の学生、転職活動中の人には自己分析をやってみて欲しいと思っています
そして一番大事なこと
それは自分を諦めないことです
いくら不採用通知をもらったとしても、
毎日心の中で「俺(私は)はできる」と3回唱えるんです
僕はやってました
どんなに心がボロボロになっても、「自分はできるはずだ」
という気持ちを強く持つことが大切です
面接で不採用通知をもらうと本当に辛いです
それが自分が行きたかった会社ならなおさらです
でも自分が諦めてしまったら終わりです
どんなに辛い状況でも、絶対にうまくいくはずだ
うまくいかせてみせる
という気持ちを持ってると、いつか本当にうまくいきます
健闘を祈ります
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