ボロボロになったAKG K702のイヤーパッドを1600円で蘇生

そのほか

僕が日頃、映画にYoutubeにと大活躍してる我が愛機のヘッドフォンAKG K702ですが、ここ最近イヤーパッドの劣化が激しいです

はっきり言ってもうぺっちゃんこで、装着すると耳が直接ヘッドフォンのスピーカーについてしまう勢いです

あまりにも酷いので、とうとう重い腰を上げてイヤーパッドを交換することにしました

ちなみに僕がK702を買ったのは2012年2月なので、実に8年10ヶ月使ったことになります

K702の現状

8年10ヶ月使ったヘッドホンの姿をご覧ください

ヘッドバンドに巻いてるタオルは気にしないでください

これをつけてないと頭頂部が痛いんですw

一見それほどひどい状態には見えないかもしれません

しかし、イヤーパッドを軽くつまんでみると・・・

こんな感じで、ほとんど中身のあんこがありません!

どこに消し飛んでしまったんや僕のあんこ・・・

この状態だと耳がもうヘッドフォンの底の部分に接触してしまうので、長時間つけてると耳が痛くなってきます

というわけで、サクッと交換することにしました

購入した中華製イヤーパッド

厳選なる調査の結果、選んだのは中華製のイヤーパッドです

お値段は何と1599円

K702の純正イヤーパッドは両方で5千円以上しますから、何と3分の1以下の価格です

心配してた厚みもしっかりあり、指で潰してみるとかなり柔らかいです

また表面の素材は純正と大差なく、汗をかいても吸収してくれそうです

こんな安い値段なのに、ちゃんと傾斜がついてます

傾斜の高い方を頭の後ろ側にすることによって、耳が当たるのを防げます

左:純正、右:中華製

上の画像、ドーナツの内側に貼ってあるメッシュを見比べて欲しいんですが、左の純正はドーナツの空洞から5mmくらいの位置に均一に貼り付けられているのに対し、右の中国製はちょっといい加減です

ま、こんな内側なんて装着してしまえば目に入らなくなるのでどうでもいいんですが、やっぱり取り付ける爪の部分とか見てもこういうところで中国製品はコストダウンしてるのがよく分ります

交換作業

まずは、今ついてるイヤーパッドを取り外します

中は完全なハムナプトラ状態

まるで太古の遺跡を発掘してるかのよう

中に入っていたスポンジが加水分解してボロボロになっていました

インディジョーンズかパイレーツオブカリビアンの敵役からボロボロと落ちてきそうな例のブツ

綺麗に掃除機で吸い取りました

8年以上使い続けたイヤーパッド

よくもこんな状態になるまで使ってましたね

慣れって怖い

交換作業自体は中国製の格安品ということで、多少の削ったり塗ったりといったDIY作業は覚悟していましたが、そんな心配は杞憂に終わるくらい、拍子抜けするくらい簡単に交換できました

K702のイヤーパッドって回すと爪が外れて取れるんですが、つけるときも反対の手順で回すだけでした

交換後の画像がこちら

うん、確かに新品の時はこんな感じでしたw

感想

まず最初に装着してわかったのは、耳がスピーカーに当たらなくなりました

当たり前のことなんですが、いつか知らない間に耳とスピーカーがこんにちわしてたので、すごい久しぶりの感覚でした

そして肝心の音なんですが、交換前より少し音に広がりが出た気がします

やはり物理的にスピーカーが耳から距離ができた影響かと思います

ただし音質にそこまでの変化はありませんでした

そしてこのイヤーパッドの硬さなんですが、届いた瞬間は手で押すとすぐに潰れてしまうので「柔らかすぎる・・・」と思ったものの、装着してみるとヘッドフォンの両側からの圧力でイヤーパッドが潰れることはないのでとてもちょうど良い硬さでした

表面の素材も純正のものに近くて、肌触りもグッドです

また、若干ですが何か良い匂いがしました

なんていうか新製品の匂いとでもいうんでしょうか

総合評価としてはかなり大満足です

はっきり言って買ってよかった

この値段でこれだけのものが手に入るのであれば、正直純正品はいらないと思えるほどです

あとは耐久性だけが気になるところですが、もしもこの商品が売り続けてくれるのであれば、またこの商品をリピートしても良いと思えます

(ま、無名メーカーの中国製品なので継続して生産してくれるかどうかは望み薄ですが・・・)