Zoom用のグリーンバックを220円で自作
コロナウイルスの影響で、Zoomの様なリモートアプリの使用機会が増えてます
Zoomを使う上で気になるのは、顔への光の当たり方です
普段の作業机の上にパソコンを置くと、どうしても角度的に顔に光が当たらないので顔が暗く写ってしまうんです
かといって明るい窓の方に顔とPCをセットすると、カメラに映る僕の背景に部屋の生活感が出すぎてしまい恥ずかしいのです
Zoomにはバーチャル背景という機能があるのですが、僕のPCは古いらしく、
「コンピュータが要件を満たしていません」というエラーが出てしまいます
スペックの低いPCでバーチャル背景機能を使うにはグリーンバック が必要らしいので、グリーンバックを自作することにしました
材料の準備
とはいえ、あまりお金はかけたくないので材料は我らが庶民の味方、百均の王者「ダイソー」で調達します
選んだのは以下の2つ
1.カラー模造紙(厚口)
こちらの商品は0.1mm厚の模造紙が4枚入りとなっております
1枚あたりのサイズは545mm×788mmです
この厚紙を使ってグリーンスクリーンを作ります
薄い緑色なのでグリーンバックとして認識してくれるか不安でしたが、Zoomアプリでは問題ありませんでした
2.黒い伸縮式つっぱり棒
こちらの商品は70cmから120cmへ伸縮する突っ張り棒となっております
これは厚紙に通して骨組みとして使用します
僕は突っ張り棒を選びましたが、別に伸縮しない園芸用の棒とかでもOKです(かさばりますが)
今回出費した材料費は、しめて税込220円でした!
その他の材料
僕がダイソーで購入したのは以上の2点ですが、これ以外に
- セロハンテープ
- ガムテープ
- 吊るしておくスタンド
が必要になります
吊るしておくスタンドは別になんでもいいです
僕は部屋にあったマイクスタンドを使ってますが、針金で吊るしてもいいし、三脚にひっかけるのもアリだと思います
作り方
模造紙の合体
カラー模造紙を4枚並べます
ずれない様に、まずはセロハンテープで仮止めします
その後、ガムテープでしっかりと固定します
骨を通す
赤い部分を折り返して、伸縮つっぱり棒を通すトンネルを作ります
折り返したらテープで固定します
折り返したトンネル部分の真ん中あたりに適当に穴を開けます
この穴は突っ張り棒へアクセスするために使用します
あとはつっぱり棒を折り返したトンネルに通して、適当なスタンドにつっぱり棒を吊るせば完了です
使用した感想
この緑色がちょうどよかったのかはわかりませんが、かなり安定感は高いです
チラつきや不安定な時は一切なく、かなりはっきりくっきりとZoomが認識してバーチャル背景が表示されます
(部屋のスペースの問題で机の一部が入り込んでますが気にしないでください!)
バーチャル背景の使用例
上空1万mから中継したい時
ちょっと怖い取引風にハッタリをきかせたい時
怪しい研究室からお送りしたい時
デメリット
本当はグリーンスクリーンの素材にはフェルトの布がよかったんですが、今回ちょうど在庫切れで買えなかったために模造紙にしてみたのでした
模造紙は言ってみればただの紙なので、破れたり折れ曲がったりする可能性があります
その点フェルトは布なので、折れ曲がったり破れたりする心配がありません
これはどっちかという使用時というより保管時に重要な要素です
なので、できるならフェルトを買っておいたほうが何かと安心だと思います
ただ、フェルトだと同じサイズのグリーンバックを作るにはフェルトを4個買わなくちゃいけないので、多少の出費が増える事になります
バーチャル背景に興味があって、「ちょっとやってみたい」くらいだったら模造紙でも十分かもしれません
SnapCamera
これは余談になりますがSnap Cameraというアプリを使うと、グリーンスクリーンを用意しなくてもバーチャルでグリーンバックを作り出すことができます
つまり、Snap Cameraで擬似的にグリーンバックを作り出し、その映像をZoomに読み取らせることでZoomにグリーンバックがあると思い込ませるんです
「ならわざわざグリーンスクリーンを自作する必要ないのでは?」
と思われるかもしれませんが、以下の2つの理由からSnap Cameraを使うのはやめました
- CPU使用率が高く、ファンの音がうるさくなる
- 顔のふちなどの輪郭が甘くなり、背景と同化して見える
Snap Cameraは人を画像認識して、人間以外の背景部分をグリーンにしてくれるんですが、この処理がどうにも負荷が重いみたいです
強力なグラフィックカードを搭載してればいいのかもしれませんが、僕のマックブックでは性能不足のようです
Zoomで会話してる最中でも、ズーーっとPCのファンがうなり声をあげ続けるのでうるさいんです
ノートPCの電池の減りも早く、発熱もすごいことからあまりPCには良い状態ではありません
また、自分の輪郭の一部が背景と同化する瞬間があり、まるで背景に埋もれてるかのような映像になってしまいます
Snap Camera -> Zoomという組み合わせは「できなくはない」というレベルの話で、あまり安定的に使える環境ではありませんでした
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