グループウェアをやめるという選択肢

社内改善

ここ数年、特にIT系やソフトウェア系の会社を中心にグループウェアが急激に取り入れられています

ここでいうグループウェアとは、SlackやChatworkのようにチャット形式で会話するツールのことです

社内での簡単な会話はこのグループウェアで済ますことが多くなってきていますが、どちらかというと僕はグループウェアには否定的な考えを持っています

その理由を説明したいと思います

グループウェアの利点

  • 会話をログとして残しておけるので、言った言わないの水掛け論になりにくい
  • なんとなく話ずらい人とも話しやすい(?)
  • メールのように「お疲れ様です〜よろしくお願い致します」と言ったヘッダーフッターがいらないので簡単
  • ラインのようなチャット形式で使えるのでメールより操作が楽
  • 画像や動画素材の共有がしやすい
  • グループ専用の部屋を作れるので情報の共有がやりやすい
  • 声を出す必要がないので社内は静かに

従業員側から見るとそんなとこでしょうか

上司などの管理職側から見ると、さらに個人同士のやりとりも管理者権限で見ることができるので、内緒話から個人の趣味嗜好が把握しやすいという点も追加されるかもしれません

グループウェアの欠点

  • 声を出して会話をする機会が激減する
  • テキストでは温度感が伝わりづらく、意図がなかなか伝わらない時がある
  • 些細や文章のやりとりから喧嘩に発展することがある
  • 個人同士のDMでさえも上司には全てバレる

あまり知らないで使ってる人が多いのですが、グループウェアは個人同士のDMのやりとりでさえも全て管理職から丸見えです

だからあんまり調子に乗って社長や上司の悪口を書いてると、間違いなく評価を下げられるから要注意です

グループウェアは単なるコミュニケーションツールではなく、従業員を管理する道具でもあるのです

グループウェアの最も大きな欠点は、声を出して会話することが激減することです

人間は声を出して話すことが生きる上で重要な役割を果たしていると、最近になってつくづく思うことがあります

例えばライン

ラインはチャット形式のテキスト入力だけでなく、音声通話もできますよね

それでも多くの人はテキスト入力だけでほとんどの要件を済ますと思いますが、あえてたまに音声通話を使って見て欲しいんです

音声というのはテキスト以上に情報量があって、相手の気分や温度感、雰囲気なんかを感じる取ることができます

つまり活字にして話していること以上に伝わってくるものがあるんです

最近の会社は静か?

いろんなIT企業の社内を見ていて思うのは、最近の会社は社内が静かな気がします

「カタカタ、カチカチ」と言ったPCの操作音は聞こえるますが、話をしてる従業員をあまり目にしません

静かに出社してカタカタ、カチカチとPCを操作して静かに退社する、そんなイメージすらあります

実際に僕は以前勤めていた会社で、1日のうちに「おはようございます」と「お先に失礼します」だけしか声を発しない日がありました

心当たりのある人は多いのではないでしょうか

それ以外のやりとりはグループウェア上で済んでしまうからです

静かな会社と、話しを良くしてる人が多い会社のどちらが良いのかは人それぞれかもしれませんが、個人的には静かな会社というのは何か冷たい感じがします

全然生まれも育ちも違う人たちが、せっかく会社という同じ場所に集まってるのだから、バカ話の一つでもあっていいはずです

なんていうか、そういう人間本来の楽しさというか、ゆるさ、遊びのようなものが無くなってるから、最近は会社に所属するという意味合いを失いかけているのではないでしょうか

会社で操作するPCは0と1しかないデジタルかもしれませんが、人間はアナログな生き物です

グループウェア廃止論

確かにグループウェアは便利な道具です

感情抜きで機械的に連絡を通達することができます

僕みたいな人見知りなエンジニアでも初対面の人とコミュニケーションが取れる魔法の道具です

グループウェアによって業務が効率化されている部分も確かにあると思います

メールで要件を送るよりグループウェアの方が操作は絶対に早いです

その時間は確実に短縮されている

けれど、その短縮された時間や効率以上に失ってるものが多い気がするのも事実です

「社内でのおしゃべりを推奨」してる会社があると以前聞いたことがあります

実に頭の良い会社だと思います

「おしゃべりなんてのは業務の無駄であって、仕事に集中してない証拠」

普通の会社ではそんな風に言われそうですが、長い目で見たらおしゃべりには大きな効果があるし、今の時代だからこそ重要視するべきことなんじゃないでしょうか

だから、今だからこそ思い切ってグループウェアを廃止してみるってのは選択肢の一つとしてありなんじゃないでしょうか

廃止までしなくても「全体への通達、素材の共有以外は使用禁止」とかでもいいかもしれません

そうすれば社内で「声の会話」が生まれ、活気のある働く価値のある会社になるのではないでしょうか